WEBマーケティング/デジタルマーケティングに携わっている方なら
「競合他社のWeb広告出稿状況や広告費を知りたい!」と考えるのではないでしょうか?
競合がどのような広告展開を実施していて、どのような訴求を特に強化しているかなど
競合の状況を把握することは広告戦略を練る上で非常に重要な情報です。
今回は競合の情報を調べる方法をいくつかまとめていきます。
競合がどの媒体に広告を出稿しているか調べる方法『拡張機能』
WEBブラウザのGoogle Chromeは、シンプルな操作性とデザインで設計されており
ユーザーが拡張機能などを活用してカスタマイズすることを想定しています。
もちろん拡張機能を使わずとも必要最低限の機能が備わっているので問題ありませんが、自分好みに変えることでより操作性や利便性が向上します。
そんな拡張機能は20万以上無料で公開されています。広告にかかわる便利な拡張機能がありますので
まずは無料で使用できるところを使用してみましょう!
拡張機能①:Ghostery
「Ghostery」とは、2009年に公開されて以来世界で2億人以上が利用している、サードパーティのデータ追跡をブロックするツールです。無料で各ウェブブラウザのアドオンとして提供されているので手軽に導入できます。
簡単にいうと、「Ghostery」とは、サイトを訪問した時に表示される広告をブロックする事ができたり、自分の情報をサイト側に提供しなかったりなどの、プライバシーを保護するためのツールなのです。
試しに『ZOZOTOWN』で使ってみましょう。
クリックすると下記のような画面が表示されます。
『広告』という欄に広告で反応のあるものが表示されます。
Google広告やYahoo広告、Twitter広告、Criteoなどお馴染みの広告媒体が表示されていますね。
簡単にまとめてみるなら『Ghostery』は便利な拡張機能です。
ただしこの『Ghostery』は注意が必要です!
Ghosteryは広告ブロックツールなので、Ghosteryの機能を有効にしていると広告は表示されなくなります。また、各広告の管理画面、例えばYahoo広告やTwitter広告など広告を設定する画面があるかと思いますが、Ghosteryを有効にしてるとエラーになり動作しなくなります。
基本的には『無効』に設定し、必要な時だけ『有効』にしましょう。
拡張機能②:公式機能を使う
Google拡張機能には公式でリリースされているものが各種あります。
広告運用や、調査に携わるのであれば必須で入れておきたい機能です。
Google広告:Google Tag Assistant
Google Tag Assistantとは、無料で利用することができるChromeの拡張ツールの1つです。
Google アナリティクスのタグの動作確認や、サイトにどのようなタグが使われているのかを確認することが可能です。
Yahoo広告:タグインスペクター
タグインスペクターとはYahoo!がYTM用に提供しているタグの発火検証ツールです。
GTMでいうところのデバッグツールになります。なくても設定は完了できるのですが
タグの発火に問題があった際は結局タグインスペクターを使って検証することが可能で入れておきたい拡張機能の一つです。
Facebook/Instagram広告:Facebook Pixel Helper
Facebook Pixel Helperは、Facebookピクセルが正しく機能しているか確認するための機能です。
そもそもFacebookピクセルとは、Facebook広告の効果を測定するwebサイト用のJavaScriptコードのことをいいます。測定、最適化、ターゲットを設定するための優れた広告主向けツールを利用できるように働く機能です。
こちらも必須の拡張機能ですので是非入れて活用してみましょう。
Twitter広告:Twitter Pixel Helper
『Twitter Pixel Helper』も『Facebook Pixel Helper』と同じようにタグ発火が確認できます。
Facebook Pixel Helperにはない機能として過去に訪問したページのTwitter Tagの履歴を一覧で見る機能も提供されています。
TikTok広告: Pixelアシスタント
TikTok Pixel Helperは、ピクセルが正確にインストールされたかを検証することができるChromeの拡張機能です。これにより、ウェブサイトのエラーを発見したり、ピクセル実装に関するためのアドバイスを得ることができます。
TikTok広告を実施するのであれば100%必須になりますので必ず入れておきましょう。
広告の出稿状況をもう少し調査したい場合
サイト上の広告媒体タグから、使用している広告媒体を推定はできますが
実際にどんな広告バナー/クリエイティブを出しているか調べたいですよね?
競合調査ツールには無料もありますがほとんどが有料です。
しかも広告バナー/クリエイティブなんてほぼ見れないのが実情です。。。。
ただ、媒体によっては調査する方法もあるんです。
Facebookライブラリー
Facebook広告ライブラリでは、Facebookのアプリやサービスに掲載される広告を、検索・閲覧することができます。誰でも無料で利用することができますが、アルコール飲料やギャンブルなど年齢制限のあるものに関する広告については、Facebookにログインしていない人や制限年齢未満の人には広告クリエイティブが表示されません。この制限は、利用者が自己申告した年齢に基づいて適用されます。
もちろんInstagramも検索・閲覧可能です。
キーワードや広告主で検索することができます。
※すべての広告が検索できるわけではなく、配信数が少ない広告などは表示がされないようです。
例として『ZOZOTOWN』で検索をしてみました。
掲載開始日まで表示がされるので非常に便利です。
FacebookやInstagramであればまずはコチラを活用してみましょう。
TikTok:Creative Center
TikTok Business Creative Centerは、TikTokの公式クリエイティブポータルで、様々な地域のハイパフォーマンスな広告やバイラル動画を紹介し、実際の事例を分析した広告制作のヒントを提供しています。
無料で使用可能なので非常に便利です。
コチラも出稿数が少ない広告はあまり見ることはできませんが、TikTok広告で流行っている広告を一覧でいることができるツールですので抑えてきましょう!
競合広告分析ツールを活用する
競合の調査ツールは複数あるものの、、、広告クリエイティブ/バナーなどを分析できる機能はあまりないので、上記で紹介した『拡張機能』や『公式ツール』を利用して保管するマーケターが多いかと思います。
『TreasureHub(トレジャーハヴ)』広告分析ツールで簡単に他社の広告を見ることができます。
無料トライアルもありますので競合広告調査を行う場合は是非活用してみてください。